済生会湘南平塚病院の回復期リハビリ特設サイトです。

食べたい

eating

食べたいをサポート

口からご飯を食べる事が出来なくなると、鼻からチューブや点滴で栄養を取るようになります。「食べる事は生きる事、そして楽しみの一つ」を心に留め、一日でも早く「口から食べる」をサポートしていきます。鼻からのチューブが抜けて、手袋(チューブ抜き予防)が外れると、患者様の笑顔と会話が増えます。患者様とこの喜びを共感できることは、私たちにとっても喜びです

嚥下障害について

原 因

脳血管障害・加齢・骨折、その他、療養により長期にわたってベッド上の生活が長く筋力低下によるものなど

症 状

むせる、微熱が出る、痰が増えた、体重が減った、柔らかいものを好んで食べるなどの症状が見られたら嚥下障害のサインの可能性があります。

治療

下記参照
 

どんな流れで治療するの?

01

まずは安全にベッド上でお口の機能評価と練習

飲む力はどのくらい?

お水やゼリーから練習?お粥は食べられる?

 
 

02

画像検査で、しっかり評価

・飲み込みの障害がどこにあるのか

・どのような食べ物が安全なのか

・どのような姿勢で誤嚥しないのか

・リハビリ方法も検討

嚥下造影検査

飲み物・食べ物にバリウムを混ぜて飲み込む

臨床栄養131巻5号

03

食べ物を使わない練習

体幹や呼吸のリハビリ

咳を出す力=むせる力をつけて肺炎を防ぐ

ゴックンが起きる!!

アイスマッサージで嚥下反射を起こす

こんな方法もあります

ゴックンの筋肉を鍛えよう

オリジナルグッズで口腔のリハビリ (近隣の歯科医と連携)

電動歯ブラシを改良口腔周囲の筋肉にアプローチ

振動が気持ち良い!

顔や口の筋肉をほぐす、麻痺側の感覚にも刺激ができる

04

食べ物を使った練習

まずはお水とゼリーから。喉を通りやすい、飲み込みやすい食材からスタートします。

ミキサー食を追加。少しレベルを上げて、喉に残るかきれいに飲めるか見ていきます。

お昼を食べる。お昼にしっかりした食事量を開始して、お昼の経管栄養はスキップ。(まだ柔らかめの食事)

いよいよ3食、口から食べる。3食にして、口からの栄養に切り替えていきます。

鼻のチューブが抜けた!手袋も取れた!!笑顔が増えました!!!

05

自分でご飯を食べよう

お昼の時間に動作の練習

患者さんに合った自助具を作ったり、選ぶ

 
 

「食べたい」「生きていく」をチームで支えます。

そして、笑顔や会話を増やしていきましょう。

 

食べること、ちょっと深く

口からご飯を食べる事が出来なくなると、鼻からチューブを入れたり、点滴で栄養を取るようになります。「食べる事は生きる事、そして楽しみの一つ」を心に留め、私たちは原因を調べ、食べる機能、食事の環境、口の中の環境を整え練習します。食事にかかわる、認知機能や口・喉・肺・声を出す機能、姿勢などに専門的なアプローチを行い、一日でも早く「口から食べる」をサポートします。鼻からのチューブが抜けて、手袋(チューブを抜くのを予防するため)外れた時、患者さんの表情が変わります。硬かった表情が柔らかくなり、笑顔と会話が増えます。患者さんの力を信じて、人間の根底の部分を掘り起こす大切なリハビリです。だから力を入れています!

食べるための迅速な対応

口から食べられなくなると、鼻からのチューブや点滴で身体に栄養を入れます。

その間、無意識にチューブを抜かないように、手に手袋をはめることがあります。

食べられない=口を使わない、手に手袋=手を使わない、脳への刺激が減ってしまいます。

脳の大部分は、手・口・顔から刺激が入り、またコントロールをしています。その為、手を使って食べる事は、脳に良い刺激を与えます。

だから、私たち言語聴覚士は、・正確かつ迅速な判断・チームで「食べる!」をサポートします

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