トイレはどこが困ってますか。
立ち上がりの練習。座面を高くして立ちやすいところから、少しずつ下げて難易度を上げていきます。
背もたれ無しでも座れる練習を行っていきます。
看護師さんと協力し、まだ動きが不十分でも、介助指導を行い、早期にトイレに行けるようにします。
姿勢が安定するように、作業療法士が、患者さんに合った背もたれを体に合わせます。
見通しのきく空間で乗り移りの練習を行います。立ち上がりの練習。
狭い空間でも、練習を行い、容易にできるようにします。
立った状態での左右の重心移動の練習で動いても倒れないようにします。
広い空間で、ズボンの上げ下ろしの練習を行います。(羞恥心を配慮してリハビリ室ではズボンの上にズボンを履くようにして練習します)
実際のトイレでも練習します。(羞恥心を配慮して、ズボンの上にズボンを履いて動きを看護師と確認しています。)
手を下へ伸ばして、かがむ動作の練習を行います。
体をかがんでも、体勢が崩れないようにするため、手を伸ばす方向を変えて練習します。
ふき取り動作が出来るところまで手が届くか確認します。(羞恥心を配慮して、ズボンの上からふき取り動作を行い、看護師に確認してもらう対応もしています)
座って動いても倒れないように練習します。
疑似練習で輪くぐりを行います。衣服は形状が複雑で、わかりにくいのと、服で視野が遮られると、不安になる方もいるため、この練習から始めます。
実際のシャツで練習を行います。
足を組みやすいように、まずは、そこから始めます。
足を組みができたら、ズボンを足部に通す練習をします。
立った状態での左右の重心移動の練習で、動いても倒れないようにします。
疑似練習を行います。輪っかは形状がわかりやすい為、そこから始めていきます。
実際のズボンで練習を行ます。
足を組みやすいように、まずは、この状態から始めます。
足を組みができたら、靴を履く練習を行います。
病院でも、衣服を着替えることを、習慣にしてもらいたいため、朝と夕方に、リハビリも兼ねて、実際の病室で、運動着と就寝着の着替えを行います。
足の先・頭・腕と、手がしっかり届くかを確認します。
両手で頭を洗えるように、練習します。
手が届かないときは、自助具を用いて練習します。
浴槽への座り込み・立ち上がりができるか、床での動作で確認します。
実際の入浴場面で、動きが可能かを確認して練習します。
歯ブラシが、適切に歯に当たって磨けているかを確認しながら手の操作練習を行ます。
実際の洗面台でも練習を行ます。
櫛を使用する際の、手と頭の動きの練習を行います。
髪を結ぶ時の腕を上げておくことや、両手での協調動作を練習します。
片手でタオルを絞る方法を練習します。
洗顔の際、両手で水をすくう時にこぼさないように練習します。
立って洗顔が出来るかどうか確認して練習します。
髭剃りを操作する手と、髭を剃るために頭部の動きの協調した動きを練習します。
化粧をするときの繊細な手の動き方の練習を行います。
洗濯かごを持って移動が安全にできるかを確認します。
かごを持っての移動が難しい場合は、ワゴンを利用することもあります。
洗濯機からの取り出し
洗濯物を干す動作を安心してできるか確認します。
その際どれくらいの高さが安定しているかも確認します。
片手・両手でも、洗濯物を綺麗にたためる様に、練習します。
それぞれ患者さんの生活様式に合わせた床掃除の練習を行います。
自宅の片付け・整理整頓の際に、どこまでの高さまで手を伸ばして大丈夫か?
逆にどこまで下方へしゃがんで大丈夫か、御本人に感じてもらいながら練習します。
バス乗車練習を行う前に屋外歩行が安定してできるかどうか確認します。
事前に、乗車するバスの路線や、乗り換え時間の確認を行います。
実際の停留所の時間を確認する。
バス乗車時の段差昇降は可能か、動いている乗車内で安全に過ごせているか確認する。
駅の階段を昇降できるか確認する。
切符の購入や、改札の出入りの確認を行う。
買い物練習を行う前に屋外歩行が安定してできるかどうか確認します。
事前に、何を買いに行くかを話し合う。
エレベーターやエスカレーターが安全に使用できるか確認する。
人混みの中でも安全に移動できるかを確認する。
買いたい物を見つけられるか、店員さんに買いたい物を聞くことが出来るか確認します。
予算内で買い物ができているか、支払いが出来るかを確認します。
買った荷物を持って安全に移動できるかを確認します。